INTERVIEW 01
制約があるから面白い、パズルを解くように設計を楽しむ日々
設計職
2012年入社
N.T
Chapter 01
大学では電気工学を専攻しており、就職活動中は工学部出身の女性が現場で活躍できる企業を探していましたが、なかなか見つからずに悩んでいました。そんな中で参加した企業説明会で、中立電機のことを知りました。当社のブースを訪れた際、担当者の方から非常に前向きな反応をいただき、とても驚いたことを覚えています。当初は電柱工事などのフィールドワークを志望していましたが、次第に電気設計という道にも魅力を感じるようになり、当社ならその夢を叶えられると確信し、入社を決めました。
入社から10年以上が経った今でも、この選択は私のキャリアにとって理想的なものだったと実感しています。専門分野の知識を活かしながら、設計という創造的な仕事にやりがいを持って取り組めています。
Chapter 02
現在は名古屋技術部に所属し、制御盤や分電盤の設計を担当しています。これらの装置は、大きな電流を扱う配電盤から電気を受け取り、照明やコンセント、エレベーター、空調などの設備に電力を適切に分配・制御する重要な役割を持つ装置です。日々の業務では、お客様からいただいた原設計をもとに、どのように部品を配置するか検討し、図面を作成。その図面に基づいて工場に製作を依頼する、という流れで仕事を進めています。図面に不備があると機器がショートするなど、事故につながる可能性があるため、常に細心の注意を払いながら設計を行っています。
業務の中で難しいと感じるのは、お客様が求める「コンパクトな設計」と、製造現場が必要とする「作業のしやすさ」の両立です。限られたスペースで最適な配置を見つけ出すのは苦労しますが、そんな制約の中でもすべての要素を無事に収めることができた時は、大きなやりがいを感じることができます。難しいパズルを解き明かすような達成感があり、日々楽しく仕事に励んでいます。
Chapter 03
女性が長く働き続けられる環境が整っていることが、大きな魅力です。私自身、産休や育休を取得しており、現在は時短勤務制度を利用しています。小学校低学年の子どもがいるため、朝は一緒に出かけ、下校時間に合わせて帰れるよう、勤務時間を調整しながら働いています。この制度は子どもが小学3年生になるまで利用できるため、長期的な視点で働き方を人生設計できることがありがたいです。また、社内の雰囲気も働きやすさにつながっています。名古屋支社は部署間のコミュニケーションも円滑で、製造部門の方々からも設計のアドバイスをいただくなど、協力し合える関係が築かれています。
今後の目標は、さらに多くの図面を書き、自分が設計した盤をもっと世の中に送り出すことです。街で自社製品を見かけたとき、子どもに「これはママの会社が作ったんだよ」と話す瞬間は、仕事の喜びを改めて実感できる大切な時間となっています。電気を安全に供給するという社会貢献の一端を担っていることに誇りを感じながら、これからも日々知識を蓄え、技術を磨いていきたいと思います。
※時短勤務制度を利用しているため、出勤時間には変動があります。
※時短勤務制度を利用しているため、退勤時間には変動があります。