INTERVIEW 04
職人の技とチームワークで、社会を支える電気を届ける
製造職
2016年入社
Y.A
Chapter 01
私は就職活動の際、高校の電気科で学んだ知識を活かせる仕事に就きたいと考えていました。学校の先生と相談しながら就職先を探す中で、中立電機のことを知り、工場見学をする機会を得ました。実際に製造現場を見たときに、「自分もやってみたい」と思ったことが、入社を決めた理由です。
入社後は、高校で学んだ電気の基礎知識が役に立つ場面もありましたが、配電盤の組立や電線の取り回しといった、実務ならではの技術や知識を新たに学ぶ必要がありました。最初は戸惑うこともありましたが、先輩たちの丁寧な指導のおかげで、少しずつ技術や知識を習得していくことができました。特に電線の取り回しは難しく、習得に苦労しましたが、現在では自分なりの工夫もできるようになりました。製造の仕事は想像以上に奥が深く、日々新しい発見があり、自分の成長を実感できる環境だと感じています。
Chapter 02
現在は主に配電盤の部品取り付けや配線作業を担当しています。設計図をもとに電線を作り、配電盤内に張り巡らせていくという仕事です。設計図には基本的な配置が示されていますが、実際の電線の取り回しは私たち製造側の技量に任されている部分が大きいため、より効率的な方法を考えながら作業をしています。ときには設計部門との協議も行い、現場視点での改善提案も行っています。
1つの配電盤を完成させるには、通常3〜4名のチームで通常3日ほどかかります。複雑な配電盤になるとさらに時間がかかるため、計画的な作業配分とチーム内での連携が欠かせません。また、作業スピードだけでなく品質にも気を配り、電線の固定状態やボルトの締め忘れがないかなども入念にチェックしていきます。こうした一連の作業をチーム全員で丁寧に行い、生産目標を達成したときの達成感は格別です。特に複雑で難易度の高い製品を納期通りに作り上げられたときや、自身の頑張りがしっかりと評価に反映されたときは、大きなやりがいを感じます。
Chapter 03
当社で働いていて特に良いと感じるのは、チームワークの良さです。配電盤の組立は基本的にチームで行うため、わからないことがあればすぐに先輩に質問できる体制が整っています。先輩たちはみな親切で丁寧に教えてくれるので、技術を身につけやすい環境です。また、社員同士のコミュニケーションも活発で、業務中はもちろん、忙しい時期が落ち着くと飲み会などの交流の機会もあるため、仕事以外でも良い関係が築けています。このような関係性があるからこそ、日々の工場内での意思疎通もスムーズに行われ、効率良く作業を進めることができているのだと思います。
これからの目標として意識しているのは、技術の向上です。入社から約9年が経ち、後輩に仕事を教える機会も増えてきましたが、ベテランの先輩たちと比べると仕上がりの速さや綺麗さで、まだまだ学ぶべき点が多いと感じています。特に電線の配置や固定方法は、一朝一夕には身につかない技術も多いので、日々の作業を通じて少しずつ上達していけたらと思っています。そうして身につけた技術を後輩に伝えることで、チーム全体のレベルアップに貢献していくことも大切な役割だと考えています。そのためにも、まずは自分自身の技術をしっかりと磨いていきたいです。