FAQ

I-LINEインテリア配電盤について

1. I-LINEインテリアの責任の所在は何処にありますか?
中立電機名古屋工場が責任を持って製造します。
2. ブレーカは中立電機以外で入手できますか?
富士電機機器制御株式会社から調達できます。
3. 他社プラグインシステムと比べて優位性はありますか?
I-LINE母線の両側にブレーカを実装できるので省スペースです。ケーブル接続は被覆をむいて規定トルクで締付けるだけなので幹線接続工数が削減でき停電時間が短く済みます。圧着端子が不要なので絶縁キャップや圧着工具の調達も必要ありません。
4. JAWS部コンパウンドの塗布し直しは必要ですか?
コンパウンドは、塵などによる汚れが無い限り継続して使用可能です。コンパウンドは専用のものをご使用下さい。
5. JAWSは使用中に開いてきませんか?
頻繁に抜き差しする機器ではありませんが、接触圧力を維持するために、スプリング効果がでるよう加工されています。又、機種によりスプリングを付けています。
6.ブレーカ内部付属品は現場で取付けできますか?
HG、JG、MJ、PJは現場取付けできます。FA/FH、LA/LHは工場取付けになります。
7. ブレーカの補助ハンドルは有りますか?
400AF以上に取付けられます。
8. 押締端子の材質は何ですか?
標準はアルミニウム合金にすずめっき処理がされています。締付けネジもアルミニウム合金です。
9. 機器用電線など芯線の細いより線を使用する事はできますか?
素線が切れないよう銅箔(0.1~0.4mm)を1~2回巻いて締付トルクで締め付けて下さい。
10. 強引に端子部を締付けたらどうなりますか?
締めすぎるとアルミのブロックが破損します。貼付してある推奨トルク値で締付けて下さい。端子ブロックが破損するトルクは推奨トルク値の約3倍です。
11. 端子ネジの締付けにミリサイズの六角レンチは使用できますか?
ミリサイズとインチサイズではわずかに径が違います。最悪の場合六角穴が丸くなって締付け不能になります。ネジを締める場合は必ずインチサイズを使用して下さい。
12. マイナスネジもトルクレンチで締付ける必要がありますか?
推奨トルクが他社製品の約1.5倍であり、トルク不足にならないようトルクレンチで確実に締付けて下さい。
13. HGのブレーカの端子部など、8mm2~100mm2の広い範囲をカバーしているが、電線サイズに関係なく一律の締付けトルクでよいですか?
UL486-2で規程されている電線締付けトルクで、実証試験をし、素線が切れず、かつ緩まない範囲で規程しています。中立電機でも実証試験を実施し、確認しています。
14. 負荷側接続端子の増し締めは必要ですか?
導電接続部は、電流による熱収縮があり物理的変動は避けられません。また、日本電機工業会技術資料第104号及び119号の中でも、接続部の汚損・変色等とともに、その緩みがないかを点検する事が推奨されています。したがって、定期的な点検、即ち、変色・異音・汚損の目視点検や緩みのチェックが必要です。
15. 250AF以上の瞬時引き外し電流調整ダイヤルの特性曲線は?
ほぼリニアと考えています。但し約20%の誤差があります。通常はHI側に調整して出荷します。
16. ブレーカを横に段積みしていることによる温度上昇は問題ないか?
400AF以下は熱動引き外し方式ですので隣接ブレーカや周囲温度の影響を受けます。定格電流は負荷電流の80%以下で選定して下さい。
17. ブレーカのアーク放出口はどこにありますか?
側面下部にあります。ブレーカ本体が大きく、ブレーカ内部の長い経路を通る間に、ガスは冷却され、ホットガスの放出はほとんどありません。短絡電流を遮断した場合は新品と交換して下さい。
18. 直流回路に使用できますか?
DC250Vは対応している機種があります。DC500Vはお問い合わせください。

ジャウ(JAWS)…ブレーカの電源接続部。